人との関わり

子どもの思いや行動を認めていくこと(3歳児)

こんにちは。ゆずこ(yuzuco_house)です。

今回は、ちいさいなかまという雑誌から学んだことを記事に書かさせていただきました。

気になる子たちへどうしていけば、子どもが幸せになるのかな?という疑問を解決させていただいた実践でした。

ぜひ、ご覧くださいね。

保育の事例より、気になる子への思いや行動を認めていくことで変化した

出典:いらすとや│いろいろな文字付きの表情のイラスト(男性)

いろんな性格や得意、苦手な部分をもったでこぼこの部分って、子どもにも大人にもあると思います。

そんな中、保育で集団としてクラスで見ていると、気になってしまう子どもがいます。

ちいさいなかまの本から、集団で過ごし始める3歳児保育でのことが載っていたので、少し紹介させていただこうと思います。

3歳児保育より事例の紹介

担任や部屋などの環境の変化から6月まで「ひっかき」や「かみつき」ねどのトラブルが多く発生しました。

クラスの中に「気になる」子どもが四名いました。四名以外にも、ことばより先に手が出てしまい、友だちの顔や体をひっかいたりかみついたりしてしまう子、着脱が苦手でふらふらと目についたところへ行ってしまう子、排せつの自立が遅い子もいて、気がつくと、子どもたちのあとばかりを追う保育になっていました。

引用:子どもの思いを認めるところから始めた三歳児保育│ちいさいなかま 2015年12月号

気がつくと、子どもたちのあとばかりを追う保育になっていました。

確かに、問題行動をばかり目を追ってしまうと、次は何をするのか…、そして起きたことであとばかりを追うことになってしまいますね。

子どもにとっても、保育をしている先生にとっても辛い状況ではないのかな…と思います。

子どもの思いや行動を認めていくことでどう変わっていったのか?

出典:photoAC|保育園で遊ぶ園児1

その子その子の行動を見ていくと、場面の変化に対応が出来てないことに気づいたそうです。

それによって、みんなよりも行動が遅くなることがあるそうでいた。

集団になると、みんなよりも行動が遅くなることで、どうしてもそこが気になりますよね。

気づきよりこのように変化されたそうです。

イライラや暴れる姿、突然の行動も、すべて彼らなりの理由や意味があるということがわかってくると、私自身の気持ちも楽になり、どの子も気持ちよく過ごすにはどうしたらよいのかを考え、実践する方向に変わっていきました。

引用:子どもの思いを認めるところから始めた三歳児保育│ちいさいなかま 2015年12月号

彼らなりの理由や意味があるということがわかってくる

理由や意味があることに気づけると、本当に子どもたちのことがわかってくるような気がします。

大人でも、自分自身でも考えてみると、理由や意味があってイライラしたり、行動に億劫になったりすることもありますよね。

わたし自身は保育をするときは、ひとりの人として接することでこのことが見えた時はありました。

どの子も気持ちよく過ごすにはどうしたらよいのかを考え

これは、わたし自身もずっと持っている大切にしたい保育観のひとつになっています。

やっぱり日々過ごす中で、子どもたちには気持ちよく過ごせるように援助をしていきたい。

そのために実践をとっていき、子ども自身の成長を感じることはもちろん、保育をしている中で、働きかけや援助の方法が知っていくと、経験の糧になるのかなと思えました。

『保護者と一緒に考え合うことで』

出典:photoAC|親子

事例の先生と保護者の関係は、とてもいい状態だったみたいで、保護者の方も子どもの様子もよく聞いてくださり、一緒に考えられる関係性ができていたみたいです。

そこから実践として紹介してみたいと思います。

日々の保育で迷うとき、家庭ではどうしているのか聞いてみると、お母さんがうまく関わっていることがあります。

園で子どもが何に怒ってパニックになってしまったのか聞いても話してくれない時があります。

そんなときお母さんに頼んでみると、家でその理由をちゃんと話してくれたことが何度もありました。

引用:子どもの思いを認めるところから始めた三歳児保育│ちいさいなかま 2015年12月号

お母さんとの絆って強いものもあるのと、家だと安心して話すことが出来ることがあるのかもしれませんね。

無理強いして聞き出すことより、きちんと保護者の方と協力して解決していけるということが、子どもにとっても幸せなのかもしれませんね。

『みんなで子どもたちを見守る大事さ』

出典:photoAC|スキンシップ

実践を記載した方は、一人担任だったそうです。

そこから、素敵な文が書いてあったので、紹介したいと思います。

園には「みんなで見ているから大丈夫よ」という姿勢があったので、困ったときには声に出し、手助けが必要なときには誰かを読んで日々を過ごしていきました。

(中略)

子どもたちのさまざまなできごとに、担任だけできごとはなく全職員が関わり、考えあっていくことは、子どもたちが安心して過ごせる環境作りにとっても、欠かせないことだと思います。

引用:子どもの思いを認めるところから始めた三歳児保育│ちいさいなかま 2015年12月号

みんなで見ているから大丈夫

この言葉があるだけで、保育をしている方も気持ち的に救われた部分って多くあるのでは、と思います。

現状それぞれのクラスがある中、余裕がなくて助け合いがしたくても出来ない現状の中でも、こういう言葉があるだけで、子どもも大人も気持ちよく過ごせられるということが大事なのかなと思います。

そして、全職員が関わり、考えあっていくことって、本当に子どもたちが安心して過ごせる環境作りには欠かせられないことだなと再確認しました。

ゆずこが学んだこと・思ったこと

この実践は、本当に子どもたちと向き合い、困っていることを保育士も保護者も、そして、園全体の職員でも考えられていることがすごいなぁと思いました。

実際大切な部分だけど、出来ていない部分ということが再確認できたことと、一人で抱えきることよりも、周りの人たちに頼っていくことが、その子にとっても幸せにつながることを身に染みて思いました。

子どもの幸せは誰でも思っていると思う中で、どうしていくことが幸せにつながるのか考え、そして見つけていくことが大切なのでは?!と感じました。

まとめ

実践をみて、自分の意見を書くこと、そして、今の自分と向き合う中で、何を大切にしていかないといけないのか、それに気づくことができた記事になったと思います。

自分の中では、まだまだ学んでいくことが大事なことと、学んだことを発信することで、誰かの気づきになって、関わっている子どもたちが幸せになるのであれば、実践をよんで、学んでアウトプットしていくことを続けたいと思います。

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